世の中の常識は、「風邪なのにマラソン大会だなんて!」というご意見が常識だと思います。実際、昨日の記事で、筆者もマラソン大会を風邪で欠場するという決断をしました。
でも、長くランニングをやっている人なら、何度か経験はあるでしょう。『このレースだけは、出なければいけないんだ。』と。
そんなときに、冒頭の常識を論破するための理由を並べてみました。どこかで、誰かのお役にたてればと。
風邪なのに、なぜマラソン大会に出場するのか?
調子が良いから
風邪以外の”ランの調子”が良いときには、出るかもしれない好記録を、風邪ごときに阻まれるわけにいかない。重度の風邪でなければ、記録はそんなに落ちない。
高いレベルで走れている時こそ、免疫力は落ちやすいので、体調管理には注意が必要ですね。
それを怠った罰として、あえて「参加を禁ずる」というのも、一つの手かもしれませんが・・。
1年間頑張ってきた集大成だから
「長い時間、このレースのために頑張ってきたのに・・・まさか最後の最後に風邪だなんて」という経験のある方は多いはず。
集大成のレースだから、レース後に多少、体調不良で会社を休んだって、上司に怒られたって良いんです。それは個人の価値バランスの話なので、誰にも文句は言えません。
「もしも、集大成のレース前に風邪をひいたら」のシミュレーション
そんなに狙っていないレースだとしても、「もし大事なレース前に風邪をひいたら」と考えると、この軽い風邪でのレースを経験しておくことは、大きな財産になるはず。
レース後の多少の代償が受け入れられるものであれば、ここで一頑張りして、「あの程度の風邪でも、走れたんだから!」という自信をつけておくことは、重要かもしれません。
脚が痛いのに、なぜマラソン大会に出場するのか?
調子が良いから
調子が良いときほど、故障をしやすいものです。小さな故障であれば、故障を補うくらい好調であるという状態も、あるでしょう。
1年間頑張ってきた集大成だから
「長い時間、このレースのために頑張ってきたのに・・・まさか最後の最後に故障だなんて」という経験のある方は多いはず。
集大成のレースだから、レース後に多少、走れなくなっても良いんです。それは個人の価値バランスの話なので、誰にも文句は言えません。
最後だけは、違う話を。笑
脚が痛いのは、オーバーワークではなく、動きが悪いだけなのかもしれない。
皆さんも、経験ありませんか?何もしていない時や、歩いているときには足が痛いのに、いざ走りだすと痛みが消えている・・という現象。
あれは、不思議なものでも何でもなくて、股関節など普段あまり動かさない場所が凝り固まっていて発生する痛みの場合、走り出して全身がほぐれてくると痛みが消える場合があります。
要するに、痛みの原因が「動きの悪さ」である場合、「走ったほうが痛くない!」というときは、レースへの参加が良薬となる場合もあります。
デスクワークの方なんかに、多い現象のようですね。
人間の体は、座ることを前提に設計されていません。歩き、走るための身体設計ですので、座っていることよりも、走っていることのほうが、自然な体の使い方ができるのです。
経験を積んで、そのへんのさじ加減が分かるようになってきたら、チャレンジしてみても良いかもしれませんね。