仕事の本質は奪い合いだと思う

本業で管理職をしているけど、時々聞かれることがある。

『〇〇さん(別の担当者)の動きが遅く、〇〇さんが持っている事業の進捗が心配だ。自分でもできる範囲で、進めてしまって良いか?』

僕は、メンバーからこう聞かれると、ほとんどの場面でOKを出す。

もちろん、メインで担当している「〇〇さん」には、事後報告で。

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仕事の本質は奪い合い。優秀な人に仕事は集まる。

当然ながら、仕事が遅くても一生懸命やっているかもしれないし、報告が遅れているだけで実はちゃんと進めているのかもしれない。

様々な要因が重なる話なので、一概に「必ずOK」と語れるものではないし、反論があることも重々承知している。

ただ、ここで言いたいのは『仕事は、最終的な目的(多くの場合はお客様のメリット)に大きく近づける人に頼みたいものだ』ってこと。

つまり、会社組織に居ると便宜的に「担当」という割り振りがあるのだけど、お客様からすれば、どんな仕事でも「最も優秀な人にやってほしい」と思うのが本音だと思う。

そして(適正な金額を支払ってもらっているお客様であれば)可能な限り優秀な人に仕事を回すことは、アサインする側の責務でもあると思う。

(当然ながら、できるだけ多くの人に「優秀な人」になってもらうことも、管理者の大事な責務である)

この場面では、事業の進捗の遅れを、周囲が心配になるレベルまで悪化させているのだろうという状況が分かる。

その時点で、最終的な受益者であるお客様には申し訳ない状況だし、その状況を理解して支援を買って出てくれるような人こそ、本来であればその事業にアサインすべき人材だと思う。

いずれ、その「支援した人」が多くの仕事を”奪う”形で、メインの担当者に取り替わっていくのだろうと、容易に想像がつく。

もし、それぞれの担当者が個人事業主であれば、だれに発注するか?はお客様が自由に決める。会社組織とは、「この会社に委ねればきっと上手くいくよう取り計らってくれるだろう」という信頼のもとに、組織に仕事をいただいているのだから、管理者はお客様の立場に立って、担当者を決める責任がある。つまり、本質は変わらない。

スポーツの世界で容赦なく選手交代をするのは「勝つため」だから。その原理はビジネスでも変わらない。

仕事は、どんどん奪って良い。

それが、お客様にとって最も良い選択であると思うなら。

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