お詫び・謝罪は「念を押せ」

こんにちは。本業は「お詫びのプロ」を(時々)名乗っているzakiです。

コールセンター系業務の責任者をしていますので、日々、心からのお詫びの連続です。

私が大切にしていることの一つに「お詫びは念を押せ」という言葉があります。

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お詫びは念を押せ

ある日、何かをやってしまった時。

『ごめんなさい!』

って、謝りますよね。

だいたいの場合、その場では「あ、大丈夫ですよ!」って許してもらえます。

もしかしたら、渋々許してもらえるかもしれません。

でも人間って、けっこう「咄嗟に許してしまう」ことって、あるんです。

皆さんも経験ありませんか?

『とりあえず”良いよ”って言ってしまったけど、なんかモヤモヤする・・』

そう。人間は、咄嗟に許してしまうものなんです。よほどの場合を除き。

だから、謝罪は「念を押す」ことが大事。

タイミングは、次(翌日以降)に会った時、できるだけ早く。

『先日はすみませんでした。。』

その一言を言うだけで、

自分があの時に迷惑をかけてしまったことを覚えている という情報(誠意)を相手に与え、

相手があの時の迷惑をどの程度気にしているのか という情報を得ることができます。

ぼく「先日は本当にすみませんでした。なんか申し訳なくて。」

相手『あ・・そういえば、そうでしたね!気にしなくて良いですよ~あんなの~笑』

相手は殆ど気にしていなかった(だろう)ことが分かります。

ぼく「先日は本当にすみませんでした。なんか申し訳なくて。」

相手『まぁ・・あれはちょっと気を付けた方が良いですよね。』

相手の方、割と気にしていたのかもしれません。

「謝罪は念を押せ」という言葉には、もう一つ「迷惑をかけたことを覚えておく」というメリットがあります。

次に会った時に、もう一度念押しをしようとする意識があれば、少なくとも「許してもらえたラッキー!」とスッカリ忘れてしまうことは少なくなります。

相手はしっかり覚えているのに、自分はすっかり忘れてしまう。ご迷惑あるあるですが、けっこう怖いんですよね、それ。

この「謝罪は念を押せ」が一番効力を発揮するのは、文字でのやり取りです。メールとか、LINEとか。

文字だけのコミュニケーションだと、相手が本音でどう思っているか、把握することが難しいです。

そんな場合に「先日はすみませんでした」が言える直接のコミュニケーションを持つことが大切です。

※もちろん、そういった「場」があることが条件になりますが。職場や学校など、定期的に会う相手でないと使いづらいかもしれません。

念押しのその瞬間はすごく緊張します。
まったく気にしていなくて「何の話だっけ?」と言われても気まずいですし、逆にすごく怒られても辛いですし。

しかし、人間関係を維持していく前提に立てば、その情報が得られぬまま時間だけが過ぎていくことの方が、もっと怖いことです。

今後の人間関係を円滑にするための「情報収集」の場として、謝罪に念を押すことを、私はとてもおすすめしています。

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