「体重を乗せて走る」ということ

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スピード練習をするとき、ランニングコーチの方とか、よく言いますよね。

『身体に体重をしっかり乗せて走りましょう!』

って。

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体重を乗せて走る・・?

昨日の練習で、インターバル走の後に300m×2の快調走を実施した、と書きました。

昨日の日記では細かく触れませんでしたが、この2本で私も「体重を乗せる」感覚を少し、掴むことが出来ました。

ただし、スパイク利用。

あー・・いきなり、人によっては拒絶反応もあるかもしれないキーワード「スパイク」。

でも、このスパイクでの走り方が、ものすごく重要だったんです。

スパイクで体重が乗らないと、ハムやヒザ裏が疲労する

1本目(52秒0)、体重を乗せる意識を持たず、いつものように走ったら、両ヒザの裏が疲れてしまいました。もうちょっと頑張ったら肉離れしそうな感じ。

なので、体重を乗せる意識=接地時に脚を引き付けるのではなく、身体の真下に脚を置き、スルッと乗り越えていく感じ(分かりにくくてスミマセン・・)で走る意識を持ったのが2本目(49秒7)。

体重がしっかり乗ると、ヒザ裏が疲れない。

ただ、少し腰にきます。それはお尻に近い、大きな筋肉を使っている証拠だと解釈しているのでOK。そしてタイムが出る。さらに、脚が疲れない。

身体の真下で接地するので、最初の加速を生かして、最後のプッシュだけで前に進むことができます。

接地のブレーキが無いので、脚がほとんど疲れません。

最後の加速局面でしっかり力を出せるので、スピードが出ます。

なんだ・・良い事づくめじゃないか!

そう思ったあなた。ひとつだけ、難点があります。この走り方、体幹の力が無いとできません。

難しいとかではなく、そもそもできないんです。

逆の言い方をすれば、この話については理論的にはずっと以前から理解できている話でした。しかし、中々できなかった。体の真下で着地??なんて、頑張ってもできなかったんです。

でも、昨年から今年にかけて、BCTをはじめとする基礎的な筋トレをやるようになり、その結果で体つきが変わってきた結果、ようやくこの走り方を体現することができるようになったのです。

「プロランナー」の言うことだけを盲目的に信じてはいけない。

冒頭のように、「体重をしっかり乗せましょう」「身体の真下で着地しましょう」と言うコーチは、元々身体のつくりがしっかりしているので、我々素人のような”基礎の基礎”みたいなトレーニングは必要なかったか、指導者に恵まれて、物心つくころには終わっていたんだと思います。

筋力トレーニング無しで、体重がしっかり乗せられる人は稀です。稀というか、勝手な想像ですがそんな人はおそらく、中高生の時代に、何らかのスポーツで頭角を現していると思います。

私たちは素人ですから、素人が速くなるにはどうすれば良いか?は、素人の経験談を元に組み立ててみるという視点も、時には必要なのかもしれません。

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