2015年、箱根駅伝、出雲駅伝と、大学駅伝での連勝を続けてきた青山学院大学でしたが、本日開催された全日本大学駅伝は、惜しくも2位という結果になりました。
もちろん、過去最高順位の2位という結果は悪いわけではないものの、最近の「青学旋風」を考えると少々、さびしい結果となりました。
5区までに積み重なった「小さな誤算」
1区から3区まで、東洋大に区間賞を続けられたことは、誤算だったでしょう。
【駅伝】1区、東洋大・服部が区間賞 https://t.co/QvAHc4Zk3I pic.twitter.com/LxdQrFkw7K
— スポーツ報知 (@SportsHochi) 2015, 11月 1
1区の一色、2区小椋と、どちらも最強軍団青学大のエース級であり、必ず区間の上位でまとめてくる強さはあるものの、区間賞争いに勝てるか?と言われると、それほどの強さがあるわけでもないのが正直なところ。
そのわずかな争いに、よりによって同じ東洋大に負け続け(とはいえ区間上位なのですが)てしまったことは、精神的に焦りを生んだことは、否定できないでしょう。
そんな中で、青学大は4区の久保田選手が大きな仕事をしてくれましたが、東洋大の桜岡選手からすれば、3区までの選手が最後の勝負に勝ったという事実は、格上選手である久保田との争いをする上での、大きな自信になったことと思います。
【全日本大学駅伝】 現在4区。青山学院大学の久保田和真と、東洋大学の櫻岡駿がトップを並走! pic.twitter.com/dKKeny7RSl
— 日本学生陸上競技連合 (@iuauj) 2015, 11月 1
1~3区で東洋大に全敗し、4区でも勝ちきれず、混戦のまま5区を終えてしまったことは、青学大にとっては誤算だったかもしれません。
6区終盤で痛すぎる「10秒のビハインド」
最も痛かったのは6区。終盤に青学大の渡辺選手が、東洋大を引き離して独走態勢に入りました。 最近の青学大の強さや、東洋大の野村選手の苦しい表情を見ていると、勝負あり。おそらく多くの青学ファンが、同じことを思ったでしょう。
青学渡邊が前へ!デットヒートに終止符が打たれるのか。 #全日本大学駅伝 #六区 pic.twitter.com/rWEPZHKAAl — EKIDEN News (@EKIDEN_News) 2015, 11月 1
そんな中でラストの、東洋大野村は強かった。最後の1kmで10秒の差をつける殊勲の走り。
「その一秒を削りだせ!」
東洋大学の強さを見せつけられた10秒差でした。後を走る青学大の橋本も、かなり焦ったことでしょう。体を大きく揺らしながら序盤で前に追いつき、最後は余裕を残していた東洋大堀に27秒も引き離され、「デッドラインぎりぎり」でアンカーに勝負を託すことになってしまいます。
◎ 全日本大学駅伝 7区 青山学院大 橋本 崚 pic.twitter.com/fNt90UzHFv
— か な (@__kanaj7) 2015, 11月 1
神野大地の走りから感じた「故障の影響」
昨年の全日本大学駅伝から、神野選手の走りを見てきましたが、今日の8区の走りの印象は「なんだか上半身の動きが小さくなったな」というものでした。
度会橋での神野。あんま動いてなかったな。 pic.twitter.com/CxGzXSUED2
— 西脇文泰 (@saucesclassic) 2015, 11月 1
故障期間中、かなり補強運動をやってきたという話を聞いていたので、上半身が安定してきたのかな・・と前向きにとらえていましたが、あまりペースが上がって来なかったので、以前ほどキレのある動きが出来ていないのかなぁ・・と思いながら見ていました。
結果、そのまま差を広げられながら、1分差で2位のフィニッシュとなりました。
神野くん右足辛そうやった本当にお疲れさまでした。 pic.twitter.com/8hfvcRIf9x
— mochiko (@M99Run) 2015, 11月 1
ただ15kmからは少し、動きが復活してきましたね。
箱根駅伝に向けては、非常に明るい材料だったと思います。
【全日本大学駅伝】
結果は準優勝と悔しい結果となりました
しかし、いつまでも落ち込んでいる時間はありません
2ヶ月後の箱根駅伝に向けてまた頑張ります!
応援ありがとうございました。 pic.twitter.com/pTPwbGXQRk
— 青学大陸上競技部(長距離ブロック) (@aogaku_rikujyou) 2015, 11月 1