ナゴヤウィメンズマラソンで田中智美選手が優勝。
全選考会中2番目となる2時間23分19秒の記録により、リオ五輪代表をほぼ確実にしました。
昨年の北京世界陸上で、選考会唯一の優勝者ながら落選の憂き目に逢い、私の日記でもこんなエントリーを書いていたほど・・おせっかいながら、すごく心配していた選手です。腐ってしまわないかと。
田中選手のことは、第一生命に入ってからしか知りませんが、どんなレースでも「絶対に勝ってやる!」という強い気持ちを持って走ることのできる、数少ない選手です。
(中略)
今回の、サラリーマン的な選考が、一人の選手を潰す結果にならないことだけを、切に祈ります。
今日、中距離出身の小原選手に勝ち、一昨年フィレスに競り勝ったあのスパートは、世界のマラソンでも大きな武器になります。今の日本人には珍しいタイプの選手かもしれません。
北京の落選を引きずらせないよう、気持ちの切り替えを説き続け、勝ち取った2位だと聞いています。そのあたりは流石、山下監督、と言うべきか。
本当に、良かった。。
一秒差の小原選手への同情論も大きい事と思いますが、レースが始まる時点でリオ五輪の枠が実質残り1であることは全員が分かっていたこと。
日本人トップでフィニッシュできなかった時点で、五輪の可能性が消えたことは、小原選手自身が最もよく理解しているでしょう。
あまりにも、重すぎる一秒でした。
あとは、まさかの選考結果とならないことを祈ります。今回の女子に関しては、その心配は無さそうですが。