ショッキングなニュースが入ってきました。
夏の「打越練習会」でご一緒させていただいた、サイラス・ジュイ選手(埼玉陸協)が、
興奮作用のある禁止物質「メチルエフェドリン」の使用により8か月の資格停止処分を受けたというニュース。
ドーピング=批判の対象 という考え方は止めよう!!
正直、なんてコメントしてよいのか分からないニュース。
一緒に写真を撮らせてもらったし、トレーニングに対する熱い気持ちも知ることができた。だから同情している気持ちもあるんだろうけど、それだけじゃなく、こういうときに『ドーピング=悪』だと騒ぐのは、やっぱり違うと思う。
禁止物質の利用があった場合、通常は数年~4年という資格停止が科せられる場合が多いのですが、今回は8か月。
その理由として、記事中にある
JADAによると、同マラソンの検査で興奮作用のある禁止物質「メチルエフェドリン」が検出された。大会前に鼻づまりなどの症状があり、服用した市販の風邪薬に含まれていたという。
これがすべてを物語っています。
JADAでは、資格停止処分に至るまでに、かなり詳細に事実関係を調査します。悪意はあったのか?禁止物質を摂取することで、金銭的なメリット、名誉的なメリットはあったのか?等々。
それら、客観的な根拠に基づいて「禁止物質の摂取は悪意ではなく過失である」と認定されたからこそ、8か月という”比較的”軽い処分になった・・と考えるのが普通でしょう。
(もちろん、トップ選手にとって8か月の資格停止が、苦しい時間であることは重々、承知していますが・・・)
もう一度言います。
ドーピング=悪 という短絡的な考え方は止めよう。
トップ選手として、禁止物質が入った風邪薬を飲んでしまったという「過失」を再発させないための「反省時間」を与えられ、選手は再起するんです。
幸い、Yahooニュースのコメントが好意的なものが多くて安心しました。
復帰は来年の北海道マラソンあたりかな??また元気な走りを見せてほしいと思います!!