今日のナゴヤウィメンズマラソンの結果より、リオ五輪の代表選考がすべて終了。
各選考レースの結果と、代表に選ばれるであろう選手の予想をしてみます。
ただ今回は、迷う要素が少ないのでどうなることやら。
女子
まずは分かりやすい女子から。可能性の無い人は外しています。
女子については、ほぼこれで決定ではないでしょうか。
１．世界陸上2015北京
7位 伊藤舞（大塚製薬） 2時間29分48秒 →内定条件（１）をクリアし内定済
２．さいたま国際マラソン
2位 吉田香織（Runners Puls） 2時間28分43秒
３．大阪国際女子マラソン
優勝 福士加代子（ワコール） 2時間22分17秒
→選考条件（２） 1) により、優先順位は伊藤選手の次であるため代表決定のはず
４．ナゴヤウィメンズマラソン
2位 田中智美（第一生命） 2時間23分19秒 →選考条件（２） 2)の中で最上位評価になると思われる
3位 小原怜（天満屋） 2時間23分20秒
男子
男子はそもそも3人選ばれるかどうかが分からない状況です。
ただ佐々木選手はほぼ決まりでしょう。
１．世界陸上2015北京
21位 藤原正和（HONDA）
２．福岡国際マラソン
3位 佐々木悟（旭化成） 2時間8分56秒 →選考条件（２） 2)の中で最上位評価になると思われる
３．東京マラソン
8位 高宮祐樹（ヤクルト）2時間10分57秒
10位 下田裕太（青学大）2時間11分34秒 ジュニア日本最高
４．びわ湖毎日マラソン
2位 北島寿典（安川電機） 2時間9分16秒 →選考条件（２） 2)の中で佐々木選手の次評価になると思われる
4位 石川末広（HONDA） 2時間9分25秒
※東京マラソンの下田選手を選出しようという意見もありますが、選考基準発表時点でそういった「希望枠」には触れていませんから、原則選ばれないでしょう。もし選んだら、けっこう説明が大変だと思います。個人的には選んでほしいのですが・・。
まとめると
女子はおそらく順当に 伊藤選手、福士選手、田中選手で決まりでしょう。もしかしたら武富先生の鶴の一声で・・なんていう恐れも
男子は佐々木選手と北島選手はおそらく大丈夫、3人目の石川選手が選ばれるかどうか・・という感じでしょうか。
正式決定は3月17日の日本陸連理事会で決定されます。
楽しみですね。色んな意味で。
参考：選考条件
第 31 回オリンピック競技大会（2016／リオデジャネイロ）マラソン代表選手選考要項（出典：日本陸連公式）
３．選考基準
編成方針に基づき、本大会の参加標準記録を有効期間内に満たした競技者の中から日本代表選手
を選考する。
内定条件と選考条件を、下記のとおり定める。
（１）内定条件
選考競技会①の男女マラソン 8 位以内入賞者で、日本選手最上位者各 1 名を内定する。
（２）選考条件
男女選考競技会②～④において日本人 3 位以内の競技者から、下記の 1）から 2）の優先順位で
選考する。
１）日本陸連設定記録を有効期間内に満たした競技者。（各最大 1 名）
２）各選考競技会での記録、順位、レース展開、タイム差、気象条件等を総合的に勘案し、本大会で活躍が期待されると評価された競技者。設定記録：男子2時間6分30秒／女子2時間22分30秒