青山学大の圧倒的な強さで幕を閉じた2016年の箱根駅伝。
1区16キロで先頭に立ってから、一度もトップを譲ることなく、そのまま総合優勝。
往路優勝、復路優勝も果たし、見事「完全優勝」を果たしました!
・・・と、ここまでがマスコミに言われているニュース。
この優勝は「完封優勝」だと言う人が。
寺田的陸上WEBでお馴染みの寺田さんのツイート。
昨日の往路を完全優勝というのなら、女子の立命大の全区間区間賞はなんて言うのだろう? と疑問を口にしたら「超完全優勝でしょう」と某T記者。 真面目な話、完全優勝は全区間区間賞で、1区からトップを譲らないのは完封優勝だと、20世紀の陸マガ編集部は定義していました
— 寺田的陸上競技WEB (@rikujouterada) 2016, 1月 2
20世紀の陸マガで定義された「完全優勝」の意味によれば、
完全優勝を果たすには、すべての区間で区間賞を取り優勝しなければならない・・というもの。
思いのほか、この考え方は支持されているようです。
やっぱ青学強かったなー 完封優勝おめでとう! #箱根駅伝 #青学
— みいやん (@mixcheese) 2016, 1月 3
完全優勝だけじゃなくて完封優勝だ!
— Takuya☆Baystars (@Takuya_Baystars) 2016, 1月 3
青山大学完封優勝おめでとうございます
— ラトビア県出身 (@ratovia) 2016, 1月 3
過去最多区間賞は「9」
最近の箱根駅伝は、留学生を擁する学校も増え、日本人のレベルも非常に高いです。
このように、争いが熾烈を極めていることを考えると、10区間全てで区間賞というのは現実的ではありません。
実際に、過去10区間区間賞独占は無いらしく、最多9とのことです。
(そう考えると、今年の青学大が6つの区間賞を獲得したのは、圧倒的と言えるでしょう。)
皆さ、青学完全優勝とか言ってるけど 青学は『完全優勝』じゃなくて『完封優勝』です(๑•̀ㅂ•́)و✧ #箱根駅伝 pic.twitter.com/o4D5DmPUvf
— 柚宇 (@Yu_luv_giants) 2016, 1月 3
駅伝における「完全優勝」と表現したくなる「色んな勝ち方」
- 往路優勝・復路優勝・総合優勝 →青学大が昨年に引き続き達成!
- 1区から先頭を譲らずフィニッシュ →青学大が達成!
- 往路1区から先頭を譲らずフィニッシュ
復路6区から1位を譲らず復路優勝 →青学大は6区のみ2位だったため、惜しくも果たせず。
(スポーツにタラレバは厳禁ですが・・)
これ、今年の青学大が6区で区間賞を取っていたら、
復路も一人目から先頭を譲らず逃げ切り!ということになります。
その勝ち方であれば、箱根駅伝における一つの「完全優勝」と定義してあげても良いのでは?
と個人的には考えています。
個人的には「完全優勝」と「区間賞」は関係ないと思う
個人的には、駅伝というスポーツは、タスキを繋いで順位を競う競技なので、
区間順位と言うのは、オマケとして付いてくる個人表彰だと考えています。
たとえ区間2位でも、優勝を決定付ける走りをしたならば、MVPが与えられるのが駅伝です。
どうしても「完全」という言葉が邪魔してしまうので、区間賞のことを考えてしまいますが、
ライバルに入る隙を全く与えなかった青学大の走りは、
「完全な勝利」と表現したくなるほど、強烈なものでした。
とにかく青学大は強かった!
青学大の大活躍により、地元相模原市は大盛り上がりです。
強い!強すぎる!
カッコイイ!
感動をありがとう!