小学生のためのSNSガイドライン「あやつるこ」はすべての大人達にも読ませたいレベル

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情報教育を考える会(はら研)が先日発表した

小学生のためのSNSガイドライン「あやつるこ

人間関係とSNSの本質的な問題を突いているこのガイドラインは、すべての大人たちにも読んでほしい大切なことが書かれています。

この場を借りて、ご紹介させていただきたいと思います。

情報教育を考える会(はら研)とは?

目白大学の原克彦教授を中心とした研究会。

今回の小学生向けガイドラインだけでなく、中学生向け、大人向けにも、ソーシャルメディア利用に関するガイドラインを提唱しています。

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あやつるこ

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「あ」相手のことを考える子

あなたのことを考えてくれているメッセージを受け取るとうれしくなるでしょう。
だから、文章を送る前に、もう一度読み返して相手の気持ちを考えることが大切ですね。
それから、相手の場所や状況を想像して返事を待ってあげる余裕も必要ですね。
メールやメッセージなどを送るときや受ける時は、いつも相手のことを考えるようにしましょう。

誰でも感情的になることはあります。

直接会って話をする時でさえ、相手のことを考えて言葉を選ぶことは大切ですが、文字のコミュニケーションとなれば「言葉を選ぶこと」の重要性はグッと上がります。

相手がこの内容を読んだらどんな気持ちになるだろうか?

そんな思考を巡らせて自分が書いた文章を読み返してみる・・そんな心構えを持っておきたものです。

「や」役に立つ使い方を考える子

自分に役に立つ使い方とは、どんな使い方なのでしょう。
勉強のために何かを調べることや、家族と連絡をとるために使うのは役に立つ使い方ですね。
なにより、まわりの人が笑顔になれる使い方ができたらいいですね。
例えば、遠くに住んでいるおじいちゃんやおばあちゃんにメッセージなどを送って喜んでもらえたらうれしいですね。

「子ども」と「SNS」というと、どうしてもリスク論ばかりが持ち上がりがちですが、会えない人との距離が縮まる、気軽にコミュニケーションが取れる等、SNSにしかできない素晴らしさが必ずあります。

目の前にあるツールの良し悪しを考えて、良さを生かし悪さを最小限にする努力を、私たち大人も考えるべきかもしれません。

「つ」使い方を振り返る子

保護者の方や先生にどんな使い方をしているかを質問されたときに、しっかりと説明できるでしょうか?
「こういう風に使っています」と言えるようになるといいですね。
スマホやゲーム機などをどのように利用しているか、自分で振り返ってみましょう!

個人的にはコレが一番怪しいです(汗)

「スマホが無いとマトモなコミュニケーションが取れない!」ではなく、何のためにスマホを持ち、何のためにSNSに登録しているのか。

何気なくSNSアプリを開き、何気なくメッセージや投稿を・・・独り言をつぶやくような気軽さで書き記したその「文字」は、いつまでも文字として残り続けます。

自分は何の目的でSNSを使っているのか?

何のために情報発信をし、その内容に堂々と、自信を持っているか?

「もちろんだ!」と言える大人は、案外少ないのではないでしょうか。

「る」ルールを考える子

スマホやゲーム機などを使うためのルールを自分で言うことができますか?
小学生のあなたは、保護者の方と一緒に考えて、自分でルールを守ることが必要です。
使ってもよい時間や場面、メッセージを見た、返事の対応などについて、一緒に使うお友だちともルールを考えて守ることができるようにしましょう!

ポイントは「(保護者と一緒に)自分でルールを考えて」という部分にあります。

決められたルールを守るだけでなく、SNSを有効活用するために自発的にルールを決めたり、周りの人と一緒にルールを考えることを勧めています。

「自分で(責任をもって)決めたことを、しっかりとやり遂げる」

「これから起きる問題に対して想像力をもって考えてみる」

私たち大人も、ハッとさせられる項目かもしれません。

「こ」困ったときは相談できる子

「悪いことしてしまった!」と思ったら、自分で何とかできると考えずに、
保護者の方や先生に話してみる勇気をだしましょう。
少しだけ怒られるかもしれないけど、きっと後で「よかった」と思うはずです。
いつも楽しそうにネットを利用している友だちが「ネットはもうやらない!」と言っています。
友だちに何があったのでしょうか?

人間ですから、どんなに気を付けていても「ついうっかり!」なんてことはあります。

また、こちらが気を付けていても、運悪くトラブルに遭遇してしまうことは十分にあり得ます。

そんな時に、自分で抱え込んで答えを出してしまうのではなく、仲間の知恵と、先人の知恵を借りて最適解を導き出そうとする姿勢は、私たち大人も持ち続けなければなりません。

(人は歳を追うごとに、他人の意見を聞かなくなっていく・・なんていう説もありますし!)

また「人が困っているときに相談に乗ってあげよう」という姿勢は、大人になるにつれて忘れていくこと(または「お節介」のレッテルを張られることを恐れて避けているか・・)かもしれません。

「悩みは、シェアした時点で半分解決しているようなもの」という言葉もあるように、誰かが受け止めてあげるだけで、楽になったり解決に繋がったりすることは多々あります。

自分が「受け止め役」になれるような、心の余裕を持っていたいものです。

(失敗した人を責めても、何も生まれませんから・・一緒に解決策を考えてあげられるような人間でありたいものです・・)

最後に・・身近に相談できる人がいなければ

文科省管轄で、相談できる窓口「24時間いじめ相談ダイヤル」が設置されています。

0570-0-78310 (なやみ言おう)

おしまい。

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