昨日の記事で、私がオフグリッド生活に興味を持っていることをお伝えしましたが、その続きです。
都市型のライフスタイルが前提となって、世の中の色々が整備されている中、オフグリッド生活には様々な問題が潜んでいるわけです。
とはいえ、実際にオフグリッド生活を営んでいる方々は、そのような課題をクリアされている(もしくはクリアすべくチャレンジしている)らしいので、とりあえず思いつく限りの課題点を、どうやって解決しているんだろう?というあたりを、調べてみました。
建築基準法(建築確認申請)
DIYで家を作る場合に限りますが、やっぱり困るのが世界一厳しいと言われる日本の建築確認申請をいかにクリアするか。
だいたい、こんな感じでした。
- ログハウスキットなどの、キットを使う場合には、キットメーカーから申請用書類が届く。
- 建築確認申請を代行してくれる建築士を見つける。
- 自力で学習して、役場と協議しながら申請を通す(けっこう大変)。
- いっそのこと、確認申請の不要(※条件アリ)な都市計画区域外に作る。
※建築基準法に違反しないための学習は、皆さん漏れなく実施されているようでした。
給水
- 井戸を掘る
- 雨水を溜める
- 近くに湧き水等があれば、汲んでくる
トイレ(排水)
- 浄化槽を設置し、太陽光発電でブロワ-を回す
- バケツに溜めて、公共の排水溝に捨てる(良いのか!?)
- コンポストイレ・バイオトイレなど、排水を肥料として再利用する方法
- 自然蒸発
- お風呂は銭湯へ、洗濯はコインランドリー等、排水の難しい物はサービスを使う(厳密にはオフグリッドではないと思うが)
そして、ほとんどの人に共通していたのが『できるだけ水を使わない』でした。
- シャワーなどで体を洗う際には、出来るだけ水のみで済ませ、洗剤利用は最小限にする(水だけの部分は自然浸透可能)。
- お皿は拭くだけ。洗わない。
お風呂
- 雨水+薪で五右衛門風呂(ワイルド・・)。
- 水シャワーのみ
- スポーツジムに入会し、毎日お風呂に通う。笑
冷蔵庫
意外と無くてもなんとかなる、という意見が大多数でした。
そのほか、地下貯蔵庫、冷蔵が必要な食材を買わない、等。
まだまだ、沢山の課題があるかもしれませんが、これ、簡単に言うと「昔に戻る」だけなんですよね。昔の人たちは、当たり前のように、ライフラインのない生活を、自分たちの手で作ってきたはずなのです。
よく、すごい山奥に集落があったりして、「この人たち、どうやって生活してるの??」などと疑問に思うことがありましたが、そこには自然の植物があり、川の水があり。ちゃんと生活に必要なものが揃っていた、ということだと思うのです。
オマケ:仕事
やっぱり、オフグリッドな生活を営む人は、それなりに田舎に行くことになるので、「仕事どうするの??」っていうのは、悩みの種だったようです。
最多:都心に通える範囲の田舎を探す
例:千葉県房総、神奈川県の相模湖・藤野方面、山梨東部、埼玉山間部、東京都奥多摩町
通勤に1時間半~2時間程度かかってしまうのが大変ですが、このような方々は週3~4日の通勤で良かったり、直行直帰が多かったり、など色々と工夫されている(または条件が良い)みたいです。
その他
- 田舎暮らし生活そのものをコンテンツとしたブログで生活費を賄う
- 田舎の町議に立候補する(落選したみたいですが)
- 仕事が見つかった田舎で暮らす(仕事が先、という賢い選択)
- 年に数回の短期バイト(住み込み)で、1年分の生活費を稼ぐ!
- そもそもお金が要らない生活をする(農業&物々交換 など)