「オフグリッドハウス」という人生の選択。

オフグリッドハウス

もうすぐ31歳になる私にとって、「私の10年後」のイメージは、だいぶ固まりつつある。

現在は、それなりに都会(といっても郊外ですが)に住み、週5日は会社で働き、週2日の休みも走りに出かけ、友人と遊び、飲み、家には風呂と寝るためだけに帰っている・・・そんな生活をしていますが、10年後の自分は、やっぱりそうじゃない。

限りある地球の資源を無駄にせず、人間が一人(できれば家族で)暮らすのに不必要な資源の浪費はやめ、時間に追われることもやめ、もう少しのんびりと暮らしたいものだと、常々考えている。

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最近のキーワード「小屋暮らし」「タイニーハウス」「オフグリッドハウス」

要するに「マイブーム」の一つかもしれませんが、そんな野望?をもとに、最近ではタイニーハウスとか、オフグリッドハウスなどの情報ブログを、よく読むようになりました。

タイニーハウス(Tiny House)

タイニーハウスとは、例えば一人暮らしなら、アパートで暮らすのではなく、小さな家を自分で作って暮らす。そんな暮らしや、家のことをタイニーハウスと言います。
定義間違ってたらごめんなさい。

[Tiny house]でgoogle画像検索

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狭い部屋なら、光熱費も安く済みますし、都会を離れて余裕のある土地に建て、風通しを良くして暮らせば、クーラーも不要。

自分の身の丈に合った、小さな暮らしを作ろうとする取り組みが、タイニーハウスのムーブメントです。

オフグリッドハウス(Off-grid Houses)

送電線(グリッド)から離れる(オフ)という意味を持つオフグリッドハウス。簡単に言うと、太陽光などの自然エネルギーで自家発電した電力で、自宅の電気を賄おうという生活スタイル、またはその家、システムそのものを指す言葉です。

派生して、電気だけでなく、水(雨水利用、自家排水)やガス(自家発電によるオール電化、自然火や太陽熱の利用)も、都市型の供給を受けない、自立型のエネルギーサイクルを果たすことを、オフグリッドと呼ばれることが多いようです。

タイニーハウスとは、公共ライフラインの供給を受けない点や、大きさを問わない点が異なりますが、タイニーハウスの多くはオフグリッドであることが多いようです。

※昔の家は、全てオフグリッドハウスだったはずですね。

※海外サイトを見ると、Off-grid HousesではなくOff-grid Homesという表記が一般的なようです。

持続可能な家を目指して

賛否あると思いますが、正直私は、マンションを買うという行動に、ものすごく不安を覚えます。

例えば、マンション購入時に、4000万円の借入で35年ローンを組む場合、全期間金利1%だと仮定しても、毎月11.3万円を払い続けることになります。

管理費と修繕積立金を合わせると、だいたい13万円くらいになります。

30歳でローンを組むと、払い終えるのが65歳。

自宅への支払いが13万円なので、毎月の税引後収入は、30万円程度確保しないと、生活は厳しくなるでしょう。

「いやいや、13万円ぐらい大丈夫っしょ」

そんなことないです。というか、現在は13万円で済んでますけど、例えば部屋の半分が空室になってしまった場合、管理費は単純計算で倍になります。

エレベーターが老朽化して交換することになったら?

電動式駐車場の利用者が居なくなってしまったら?

この先の管理費、修繕積立金、一時修繕費は、上がる一方です。もし60歳で定年退職となり、アルバイトなどで生計を立てることになったその時、ローン+管理費等で16万円の支払いを求められたら、果たして生活していけるのでしょうか?

※それ以前に、流動性の高い世の中で、そんなにまとまったお金が入り続ける自信が・・私には、無いです。笑(それも実力かorz)

人は必ず死んでいきます。

購入したマンションに、自分より年上の人が住んでいたら、確率的に、自分よりその方が早く亡くなる可能性が高いです。

現在、満室御礼の人気新築マンションが、40年後には築40年となり、満室御礼のままで持続できるでしょうか?

人口減少真っ只中の日本で、40年後に空室が増えたマンションの莫大な管理費を、誰が払い続けるのでしょうか?

巨大なコンクリート造の建物を、まさかメンテナンス無しで住み続けるのでしょうか?

高額な管理費の必要な、売れないマンションの部屋を相続された子どもたちは、幸せでしょうか?

考えれば考えるほど、マンションが買えません。これが私の正直な意見です。

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持続可能な家=素人でもメンテナンス可能な家

考えて考えて、私がたどり着いた結論は、これです。

持続可能な家、子どもたちが相続を受けても問題の無い家とは、素人でもメンテナンスができる家です。

都市型のライフラインから独立(または依存度を減らす)し、住人がメンテナンス可能なレベルの家に留めることで、その家は生き物となり、住む人のニーズに応え続ける家となります。

そして、引き継いだ子どもたちにとって、その家が不要なのであれば、素人でも解体することができる「負担の少ない家」となります。

素材は、速度の大小はあれど、必ず劣化していきます。どこかで、必ずメンテナンスが必要です。

それはライフライン同様。人口減の日本においては、今後、ライフラインの利用者も減少します。メンテナンスにかかる一人あたりの費用増は、税金や利用料金となって、自分たちに跳ね返ってきます。

現在のライフラインの仕組みは、人口が変わらないという不確実な希望を大前提に作られていますから、おそらくあと何十年かすると破たんするでしょう。

ライフラインの老朽化

オフグリッドハウスという考え方は、単に生活費の軽減とか、田舎暮らしとかそういうレベルのものではなく、将来を長く見据えた持続可能な生活スタイルとして、注目を集めつつある考え方です。

私も、その考え方に強く感銘を受け、いつかはそんな暮らしをしてみたい!と、夢を膨らませているのです。

でも、会社辞められないしなぁ・・田舎に仕事はあるんだろうか・・なんていう不安も持ちつつ、10年後に向けた地道な計画を、立て始めているのです。

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