東京五輪のエンブレム盗作疑惑をもう少しシンプルに考えてみる

d1ca2c6218267093c36d5586f275ce84_s

2020年開催「東京オリンピック」のエンブレムが決定しましたが、そのデザインに盗作疑惑が出ている話、なんか最近騒がれてますよね。

あの話、なんだかすごく面倒というか、議論が噛み合ってないようが気がするんですが、私だけでしょうか。

少し、ポイントを整理してみますね。

スポンサーリンク

そもそもデザインって何だ!?

今回の問題、「デザインが似てる!盗作だ!!」などと、騒がれているんですが、そもそもデザインって何?「似てる」って何基準?と、疑問に思われる方も多いことでしょう。

簡単に言うと、デザインの保護に関する仕組みは、ちゃんと法律に基づいて決められているのです(なぜか話がちゃんと解説されていない)。

①商標権 ②著作権 ③左記二つの権利に関する司法判断

これらの仕組みによって、淡々と処理される仕組みが出来ているのですが・・・最近のマスコミは、問題を複雑化して長引かせて、ネタを増やして儲けを作ろう・・という発想なのでしょうか。

商標権の侵害

これについては、何度もニュースで流れていますが、IOCはロゴ決定時に、事前にすべての国の商標を確認しています。

もちろん、問題となっているベルギーの劇場のロゴは、残念ながら商標登録していませんので、そもそも商標権の保護がなく、権利侵害ではありません。

著作権の侵害

問題はここでしょうね。著作権には「登録」という義務が無く、作成された時点で著作権が発生します。

デザインの著作権は、まったく同じ(トレース)であればNGなのは明白ですが、デザインが「似ている」となった場合には、議論の分かれるところです。

ここでは、あの二つのデザインが似ているのか?という不毛な議論はしませんが、その辺りは、一般素人が論ずることではなく、「盗作された!」と思う著作権者が、司法に訴えれば済む話です。

つい昨日、ベルギーの劇場が、IOCを提訴しましたね。それでいいんです。あとは結果を待ちましょう。)

マスコミにはJOCを叩きたい人が多いらしい

いや、それどころか、単にヒーローを叩きたいだけなのかもしれません。期待を裏切ることが話題となり、話題が記事になり、記事が金となり・・・みたいな。泣

今回の騒動、いろいろ問題となっている中で、ちゃんとした手続きを踏まないまま、騒ぎだけが大きくなりましたね。

マスコミも機能不全で、全く的外れな議論ばかりが展開されていました。

JOCやデザイナーの名誉を考えれば「商標の問題はない。著作権の問題。そこは訴えれば済む話、あとは司法判断」とはっきり言ってあげれば良いのに・・・と、呆れてしまいまして、この記事を書くに至りました。

インターネット上の無料記事が、なぜこんなにも沢山書かれているのか?をもう少し考えて、読み手が上手くやり過ごすことが重要・・かもしれません。

おしまい。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ぜひ、フォローしてください^^

ブログランキングに参加しています!→にほんブログ村 その他スポーツブログ マラソンへ